もしかしてAGA?セルフチェックでわかる薄毛の7つの兆候と進行サイン

もしかしてAGA?セルフチェックでわかる薄毛の7つの兆候と進行サイン

「これってAGAかも…?」と思ったら始めたいセルフチェックのすすめ

人に相談できない悩みこそ、まずは自分で確認

「最近抜け毛が増えてきた気がする…」「つむじのあたりが薄くなってる?」。

そんな風に感じた瞬間、誰しもが心に引っかかるのは、「もしかしてAGA(男性型脱毛症)では?」という疑問です。

とはいえ、いきなりクリニックに相談するのは気が引ける…という方も少なくありません。

そんなときに役立つのが、自宅でできるセルフチェックです。

自分自身の状態を把握し、変化に気づくことは、早期対処の第一歩となります。

早く気づくことで対処もしやすくなる

AGAは進行型の脱毛症

自然に元通りになることはほとんどなく、放置しているとじわじわと進んでいきます。

しかし、逆に言えば、早期に気づけば進行を抑える対処が可能だということ。

セルフチェックによって兆候を見逃さず、早い段階で適切な対応につなげることが、将来の不安を減らす大きな鍵となります。

セルフチェックは薄毛対策の“はじめの一歩”

「誰かに言いづらい」「恥ずかしい」「まだ大丈夫だろう」と後回しにしがちな薄毛の悩み。

ですが、“気にしている時点で何らかの変化が起きている”可能性があるというのも事実です。

まずは自分の状態を客観的に把握するところから始めましょう。

セルフチェックは、費用もかからず誰でもすぐにできる大切な習慣です。

自分でできる!薄毛セルフチェック7つの視点

1. 抜け毛の本数や毛根の形を観察

入浴後や枕元に落ちている髪の毛を、よく観察したことはありますか? 一日に50〜100本程度の抜け毛は正常範囲とされますが、これが明らかに増えてきたと感じた場合は注意が必要です。

また、抜け毛の根元(毛根)の形が細くなっていたり、白く丸い膨らみがない場合は、成長途中で抜けている可能性も。

これはAGAの初期症状のひとつといわれています。

2. 鏡で確認する「生え際」や「つむじ」の変化

毎日見ている自分の顔や髪のライン。

気づきにくいですが、生え際が後退していたり、つむじが広がっているようなら注意信号です。

とくに生え際が「M字」型に後退しているタイプや、つむじの周辺からボリュームが減っている場合は、AGAの進行に多く見られるパターンです。

同じ角度で定期的に鏡チェックするのがおすすめです。

3. 髪のコシ・ボリューム感の変化に気づく

「なんとなくセットしづらくなった」「髪が柔らかくなってきた」と感じたことはありませんか?
AGAは、抜ける前に髪の毛が細く弱くなるという特徴があります。

太くしっかりした髪の毛が減り、“産毛化”が進んでいる状態は、初期の薄毛サインです。

髪全体のボリューム感や、触れたときの弾力が落ちている場合は、セルフチェックの要素として記録しておくとよいでしょう。

4. 頭皮の状態(脂っぽい、赤い、乾燥している)を触ってみる

頭皮環境も重要なチェックポイントです。

皮脂が多すぎてベタついていたり、赤みが出ている場合、毛穴の詰まりや炎症が起きている可能性があります。

また、乾燥によるフケの増加も、髪の成長環境に悪影響を及ぼすサイン。

指先で軽く頭皮を押してみて、弾力があるか、張っていないかなども確認しておきましょう。

5. 分け目が広がってきていないか

髪をセットしたとき、分け目が以前より目立つようになっていると感じたら、それも薄毛の兆候かもしれません。

とくに中央分けなど同じ分け目を続けていると、髪の負担がかかりやすく、地肌が透けて見える範囲が広がってくることがあります。

分け目は写真で記録しておくと変化に気づきやすくなります。

6. 家族(父・祖父)に薄毛の人がいるか

AGAは遺伝的な要素が強いとされており、とくに母方の祖父から受け継ぐと言われることもあります。

父親・祖父・兄弟など、家族に薄毛の方がいる場合、自分も影響を受ける可能性が高まります

必ずしも遺伝=発症ではありませんが、チェック項目のひとつとして参考になります。

7. 睡眠・食生活・ストレスとの関連を考える

現代人の薄毛は、生活習慣の乱れやストレスとも無縁ではありません

寝不足や偏った食事、慢性的な疲労などは、頭皮や毛根に悪影響を及ぼす可能性があります。

過度な飲酒や喫煙も、血行不良を引き起こして毛根に栄養が届きにくくなる原因のひとつ。

生活の中で思い当たる点があれば、セルフチェックの一環として見直してみましょう。

簡易チェックチャート|あなたの「薄毛進行度」はどのレベル?

YES/NOでわかる!5つの設問で自己判定

以下の5つの質問に、「YES=1点」「NO=0点」で答えてみてください。

合計点数で、現在の薄毛リスクレベルを判断できます。

  1. 抜け毛の本数が明らかに増えてきた
  2. 生え際・つむじの形が以前と違って見える
  3. 髪の毛が細くなり、セットしにくくなった
  4. 家族に薄毛の人が複数いる
  5. ストレスや睡眠不足が続いている

チェック結果から見る進行度の目安

あなたの合計点数はいくつになったでしょうか?点数別に、現在のリスクと必要な行動の目安を以下にまとめました。

  • 0〜1点:問題なし
    今のところ薄毛リスクは低いと考えられます。ただし油断せず、月に1度はセルフチェックを継続しましょう。
  • 2〜3点:注意レベル
    薄毛の初期兆候が出てきている可能性があります。変化を見逃さないように、頭皮・髪の状態を定期的に記録しましょう。
  • 4〜5点:リスク高・進行中の可能性あり
    AGAや生活習慣の影響で薄毛が進んでいる可能性が高めです。焦らず、状況を客観視できるように、記録・観察をしっかり継続してください。

点数はあくまでも目安ですが、自分の髪の状態を冷静に見つめる材料として活用することが重要です。

注意・軽度・進行中…それぞれの特徴

セルフチェックの結果をさらに細かく見ていくと、進行段階ごとに見られる特徴があります。

  • ■軽度(注意段階)
    「ちょっと抜け毛が増えたかな」「なんとなくボリュームが落ちた?」というレベル。自分以外はまだ気づかない段階なので、気にし始めたら行動するのがベストです。
  • ■中程度(進行が始まっている段階)
    明らかに髪型が決まりづらくなったり、頭皮の透け感が気になるレベル。写真などで見比べると、数ヶ月で変化に気づくことがあります。
  • ■進行中(他人にも気づかれる段階)
    明らかに生え際や頭頂部のボリュームが減り、地肌が目立つ状態。セルフチェックだけで判断がつかない場合は、髪や頭皮の記録を残して経過を見ましょう。

セルフチェックで早めに気づけば、今後の選択肢も広がります。

変化を見逃さないために|セルフチェックで注目すべきサイン

「これは放置NG!」な変化とは

以下のような変化が現れたら、自己判断で放置せず注意して観察を続ける必要があります。

  • 抜け毛の本数が1日200本近くになる
  • 生え際がM字に明確に後退してきた
  • 地肌の赤みが続く、かゆみが強い
  • 髪がペタンと寝るようになり、セットしづらい

これらは、「気のせい」では済まされない兆候です。

日常生活の中でふと気づいたときに、「前と違うかも」と思ったら見逃さずメモしておくようにしましょう。

一方で気にしすぎないほうがよいポイントもある

逆に、気にしすぎてしまうことで不安が強くなりすぎるケースもあります。

以下のような場合は、一度冷静になって考えてみましょう。

  • 季節の変わり目で一時的に抜け毛が増える
  • 寝癖や分け方でつむじが広く見えるだけ
  • 髪の乾燥によるパサつきが薄毛と誤認されている

特に秋や春先は自然脱毛が増える時期でもあり、すぐにAGAと結びつけて焦る必要はありません。

継続的な変化かどうかを見極めることが重要です。

迷ったら“記録”するクセをつけることが大事

不安な気持ちが続くと、どうしても「今すぐどうにかしたい」と焦ってしまいます。

しかし、焦って判断を誤らないためにも、記録をとって経過を冷静に見ることが大切です。

  • 鏡でチェックしたタイミングをメモする
  • 月に一度、同じ角度・照明で頭頂部の写真を撮る
  • 抜け毛の量をざっくり記録する

こうした習慣を持つことで、感情ではなくデータとして変化を判断できるようになります。

この「主観から客観への切り替え」が、正しい対処への第一歩です。

間違いやすいセルフチェック|やってはいけない3つの例

1. 抜け毛が多い=即AGAと決めつける

朝起きたら枕に髪が10本。

シャワー後に排水口に20本…それを見て「AGAだ!」と結論づけていませんか?

確かに抜け毛の本数はひとつの判断材料ですが、一日あたり50〜100本の抜け毛は自然なサイクルの中で起きる正常なものです。

短期間で一気に判断するのは危険で、日々の平均や変化の傾向を見なければ、正しい判断はできません。

「昨日より多い」「今日は少ない」と一喜一憂するのではなく、週単位・月単位での推移を見るようにしましょう。

2. 他人と比べて落ち込む

「同年代の友人よりつむじが広い気がする」「同僚の髪はもっと多いのに…」
こうした比較から不安になる方も多いのですが、髪の毛の密度や形、生え方には個人差があるため、単純な比較はあまり意味がありません。

さらに、髪型や分け目、照明の角度でも見え方は大きく変わります。

重要なのは“他人と比べる”のではなく“自分の過去と比べる”ことです。

他人の基準ではなく、自分の中での変化や違和感を記録・観察することが、正しいセルフチェックの基本です。

3. 生活習慣のせいだけにして済ませる

「最近疲れてるし、抜け毛もそのせいだろう」

「ストレスが多かったから髪も弱ったんだ」

確かに生活習慣やストレスは髪に影響を与えます。

しかし、それが“本当に一時的なもの”なのか、継続的な問題なのかを見極める必要があります。

「疲れのせいだろう」と思って放置していた結果、気づいた時には進行していたというケースも少なくありません。

一因として生活習慣が影響していることはあっても、髪の変化を正当化せず、客観的に見直す意識が大切です。

セルフチェックを習慣化するためのコツ

日々の観察は「3日に1度、鏡でチェック」から

毎日細かく見ると、逆に変化がわかりにくくなったり、過剰に心配してしまうこともあります。

そこでおすすめなのが、「3日に1度のペースで鏡チェック」

朝の整髪時やお風呂上がりなど、自然なタイミングに取り入れると負担なく続けられます。

チェック項目は以下のようなシンプルなものがおすすめです:

  • 生え際のライン(M字の後退はないか)
  • つむじの広がり具合
  • 地肌の透け感
  • 髪のハリ・コシ

「変わった?」と感じたら、メモや写真に残しておきましょう。

月ごとの頭頂部写真で客観視する習慣を

もっとも有効な方法のひとつが、定期的な写真撮影です。

毎月1回、同じ照明・同じ角度・同じ髪型で撮影することで、自分では気づきにくい変化を視覚的に確認できます。

とくに頭頂部や後頭部は、自分では見づらい位置です。

スマホのタイマー機能を使ったり、誰かに撮ってもらうのも良い方法です。

写真は「前月比」で見比べると、主観に左右されず冷静に判断できるようになります。

スマホメモ・画像フォルダでの管理もおすすめ

「メモを残しても続かない」「写真が散らばってしまう」
そんな方には、スマホのメモ機能やフォルダ管理が最適です。

たとえば以下のようにルールを決めておくと、継続しやすくなります:

  • 写真は「頭頂部記録」などのフォルダを作成して保存
  • 抜け毛が気になった日にはメモアプリにその状況を書き残す
  • カレンダーアプリにチェック予定を入れておく

これにより、セルフチェックが“思いついたときだけの行動”ではなく、「継続的に変化を見守る習慣」になります。

まとめ|セルフチェックで気づけたあなたは、すでに一歩前進

薄毛の悩みは、誰かに話しにくく、先延ばししやすいものです。

「まだ大丈夫」「気のせいかも」と目をそらしてしまう気持ちも自然なことですが、そのまま放置してしまえば、取り返しのつかない進行に繋がる可能性もあります。

しかし、今回ご紹介したセルフチェックの方法を通じて、ご自身の状態を見つめ直すことができた方は、すでに第一歩を踏み出せています

気づくことができれば、選択肢も行動も広がります。

髪の悩みは「変化に気づいた瞬間」が、向き合うべきタイミングです。

そしてセルフチェックとは、一度やって終わりのものではありません。

定期的な確認・記録・習慣化を通じて、あなた自身が“髪のパートナー”となって見守り続けることが大切です。

不安を抱えるのは、誰でも同じ。

ですが、放置する人と、行動する人とでは未来が変わります

まずは、今日できる“確認”から始めてみませんか?

よくある質問(FAQ)

Q. AGAのセルフチェックは毎日すべきですか?

毎日行う必要はありません。


毎日細かく見ると、逆に変化に気づきにくくなったり、気にしすぎてしまうことも。

おすすめは3日に1度のペースで、鏡や写真を用いて観察することです。

Q. 写真での記録はどのくらいの頻度が理想ですか?

月に1回が理想的です。

同じ角度・照明・髪型で撮影することで、月ごとの変化を冷静に比較できます。

増減よりも「地肌の透け具合」「分け目の広がり」などを意識しましょう。

Q. 抜け毛が多いだけでAGAの可能性はありますか?

抜け毛は自然な生理現象でもあります。

一日50〜100本程度の抜け毛は正常範囲とされています。

ただし、急に増えた・毛が細い・毛根が未成熟などの特徴がある場合は注意が必要です。

Q. セルフチェックで異常がなかったら、安心していいですか?

完全に安心とは言い切れませんが、現時点で大きな問題は見られていないという判断はできます。

ただし、数ヶ月ごとの変化を観察し続けることが重要です。

違和感があれば写真やメモで記録を残し、継続的にチェックしていきましょう。

Q. 自分では判断がつかない時はどうすればいいですか?

自分だけでは判断に迷うケースもあります。

そんなときは、過去の写真を整理して客観視することが役立ちます。

それでも不安が続くようであれば、無理に自己判断せず、専門家に相談するのも選択肢のひとつです。

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